
実行委員賞
Artist:岩本 愛・Title:でも花は咲く

実行委員賞
Artist:藤原大輝・Title:楽器を奏でるモナリザ

実行委員賞
Artist:満岡 彬・Title:1年生になったら

実行委員賞
Artist:hell男・Title:踊れや踊れ

インテリジェントウェイブ賞
Artist:石附 若菜・Title:和遊
◎シンプルで素敵な作品です。多様性・個性の両立、そして高いスキルを感じました。たくさんの素晴らしい作品を見た後にも、この作品が頭にずっと残っており、「やはりこの作品を選びたい」と強く思いました。大きな作品ではありませんが、約200点の作品の中でも埋もれることなく目立っており、個性が光っていました。これからも素敵な作品をどんどん生み出していただきたいですし、もっと大きな作品も見たいと思いました。

前川製作所賞
Artist:平地晴翔・Title:わたしのすきな色
◎一つひとつの線が重なり合いながら奥行きを生み出しており、平面的な画面の中にも立体感や広がりを感じられるところに惹かれました。図形の特徴的な形と、一本一本の線が持つ動きや厚みが調和しており、見る方向によって異なる表情が見えます。また、赤や青、黄色、緑など多彩な色が自由に組み合わされており、既成概念にとらわれない発想の豊かさも魅力的です。さまざまな色や線が交差することで、作品全体に勢いと躍動感が生まれ、画面からエネルギーが伝わってきます。自由な色使いと独創的な構成が印象的で、見るたびに新たな発見がある作品だと感じました。

マイナビ賞
Artist:どりほぷ・Title:どりほぷの中の世界
◎まず見た目がすごく可愛らしくて、ポップな世界観が素敵です。自分の中の「好き」を集めて表現されているところや「こうありたい世界」をのびのび描いているところがすごく魅力的だと感じました。弊社もキャリア支援をしているので、一人一人の「好き」や「個性」を引き伸ばしてほしいという思いもあるので、それがこの生き生きとした絵に表れていると思いました。これからも、自分はこうしたいとか、こうありたいという姿を想像することを大切にして過ごしてください。

ベルシステム 24 ホールディングス賞
Artist:萌木さく・Title:天の里
◎6 年目の協賛になりますが、毎回、約三万人の社員が投票しています。当社はコールセンター事業を中心としており、「先進性がある」「未来に向かっている感じがする」「多様性」などのイメージで投票してもらいました。繊細な描写の中に多様性を感じ、調和や共生もイメージできるので、テーマとも重なり一番多くの票を集めたのだと思います。モノクロですが色彩や動きを感じ、明るい未来を感じさせるとても魅力的な作品です。

パラマウントベッド賞
Artist:DAIKI ・Title:幸せを運ぶ象の親子
◎見た瞬間に可愛らしさが伝わってきます。毎年明るい色合いのアートを選んでおり、今回も明るい色彩に目が惹き付けられました。じっくり観ると、繊細に描かれているのに、この親子の象がそっくりなのもとても印象的でした。誰もが幸せになるようなアートなので、当社もそんな存在でありたいと願って選びました。これからも、アートと出合った瞬間にみんなが幸せを感じるような絵をたくさん描いていただきたいと思います。

長谷萬賞
Artist:小林譲治・Title:山と岩と滝と
◎第一印象で決めました。筆遣いと、色が決め手です。繊細な筆遣いと、淡い色使いが、大変、僕は好きです。

日本臨床研究オペレーションズ賞
Artist:伊賀 敢男留・Title:歌うチェロ
◎見た途端に「これ、すごくいいな。素晴らしいな !」と直感しました。第 1 回の公募展から参加していますが、これ迄に出合ったことがない作品だと思いました。全体としてよくまとまってるし、わチェロの楽しい音楽がここから聞けたらいいなと想像力が膨らみました。家のリビングに飾りたい、と思ったのも決め手の一つです。もちろん、技術的にも素晴らしい作品だと思いますので、これからの活躍が楽しみです。

日本ヒューレット・パッカード賞
Artist:takuya ・Title:鯨
◎社内投票で一位だったのがこの作品です。力強さ、エネルギーを感じる作品で、前に向かってくる感じに惹かれました。暗い背景の中で頑張って進んでいる一方で、頑張ってる姿がどこにもないという、これがかっこいいですし、そういった活動に共感をしたのが大きな理由です。一生懸命描かれているな、というのはすごく伝わってくるので、これからも芸術活動を楽しんでいただければと思っております。今回はおめでとうございます。

トーヨーカネツ賞
Artist:大和田紳介・Title:いろとりどりの恐竜 JurassicWorld -papercutting-
◎恐竜つながりで今回は選ばせていただきました。当社のマスコットキャラクターが恐竜をモチーフにしており、この作品を見た時に強烈にシナジーというかシンパシーを感じました。たくさんの色が使われているのに、美しくまとまっており、どういう意味があっての配置や色使いなのか、アーティストに聞いてみたいです。今回、御縁があって選んだので、今後の創作活動をもっと応援したいなと思っています。

竹中工務店賞
Artist:You-ki ・Title:万博の夕日
◎社員の中で一番投票率が多かったのはこの作品でした。アートを見て、建築に携わった当社としては、まずどこから切り取ったのかな?と考えてしまいました。そして、タイトルの通り、大屋根リングの上に立って夕日を見たことを思い出しました。しかし、私にはこういう風には見えていませんでした。作者の独特の世界観が表現されていて、夕日には力強さを感じ、町の裏側の活気までも感じさせる、素晴らしい作品だなと感じました。こういう形にして絵に残してくれたのは、貴重な作品だと思います。見る人によって違うことがよくわかりました。

セトラスホールディングス賞
Artist:Baku・Title:Inspiration
◎鮮やかな色彩に一目で惹き込まれる魅力があります。瀬戸内海由来の製品を製造している弊社にとっても、この色彩は揺らめく波や光のイメージと重なり、特に印象に残りました。また、タイトルの「Inspiration(インスピレーション)」には、「突然思い浮かぶ思考やひらめき」という意味があります。 当社は企業理念として「オリジナリティの追求」を掲げており、その源泉は、まさにこの「インスピレーション」であると考えています。瀬戸内海を思わせる美しい色彩と、当社の理念を体現するタイトル。 その両面に深い親和性を感じ、今回選出させていただきました。

ケアネット賞
Artist:R&B ・Title:みんなで平和に暮らしたい
◎病気の方とか健常者の方、あるいは動物など色々な生き物が仲良く平和に暮らせる世界観を表現したコンセプトを知り、医療系の方へのサポート事業の当社と重なりました。また、コーポレートカラーがパッションの赤、情熱の赤なので、その赤を使った穏やかな世界が素晴らしいと感じたのも選出の理由です。繊細に多様な生き物が綺麗に描かれているのも素敵です。騒がしい世の中なので、平和にみんなが暮らせる世界観にも共感しました。

キーン・ジャパン賞
Artist:大石佳代・Title:祈り
◎鮮やかな色彩と可愛らしくてポップなキャラクターの姿がとにかく印象的で、強く惹きつけられました。作品の背景にある祈ることを許されるという言葉には、誰もが経験する失敗や後悔を否定するのではなくて、そのすべてを受け入れた先に新しい一歩があるという温かな包容力とか、背中を押してくれる強さのあるメッセージがすごく込められているように私たちは感じました。多様な価値観を尊重し、様々な挑戦を応援するキーンのカルチャーやコアバリューとも重なる作品であると思い、未来に向かって前向きに歩み続ける勇気と希望を与えてくれる一枚として選定しました。とても素敵な作品をこの世に生み出してくださってありがとうございました。

カランダッシュジャパン賞
Artist:眠々・Title:5000
◎こちらの作品は、魚の大群が泳ぐ様子を、鮮やかな色彩と水彩ならではの美しいグラデーションによって見事に表現されており、作品全体から深海の神秘的な世界観が力強く伝わってまいります。画面いっぱいに描かれた魚たちは、一匹一匹がそれぞれ異なる大きさや色合いを持ち、眠々さんの豊かな表現力と高い技術力に、社員一同大変感銘を受けました。眠々さんには、今後ぜひ、カランダッシュの画材を用いた作品も制作していただけましたら嬉しく存じます。

オルガノ賞
Artist:林谷隆志・Title:Brain の翼、闇にどう向かう
◎作者自身の思考を翼として表現し、翼が飛行艇となり未知の未来へ飛び出すという独創的な発想に惹かれました。見通すことができず手探りで進むしかない、未来への不安や未知の世界を恐れるのではなく、自らの個性や可能性を力に変えて前へ進むことを鮮やかに描いています。当社は水を通じて産業や社会の未来を支える企業として、様々な課題に向き合いながら、新たな価値の創造に挑戦し続けています。自らの翼を信じて未知の世界を生み出す姿が、当社が目指す未来へ切り開く力と重なり強く共感しました。何か一緒にできることがあれば楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。

ヤマタネ賞
Artist:諸石 健・Title:悠久
◎当社は 100 年間、お米に関わる事業を行っています。現在、「日本一棚田を守る企業」を目指して様々な事業活動を進めており、私たちの進むべき道を示してくれているアートだと感じました。見ているだけで癒される、日光が照らし出す綺麗な棚田の風景が描かれています。まさに美しい棚田をいつまでも残す当社のミッションに合致しているアートでした。今後も見るだけで癒されるような作品をもっと描き続けていただけたらとても嬉しいです。

三井住友海上あいおい生命保険賞
Artist:しろねこ・Title:ネモフィラ畑の猫又図
◎ネモフィラの色彩が豊かなところと、中心に凛とした猫がいて、そのマッチングがとても素晴らしいなと感じました。見ているだけでとても癒される可愛らしい絵だと思いました。これからも楽しい絵をいっぱい描き続けてください。色々な情景を私たちに見せてもらえたら嬉しいです。

マッシュホールディングス賞
Artist:足立貴哉・Title:無題
◎作品を前に目に映るのは何色ですか。何が見えていますか。気持ちがぱっと晴れるような、思考を巡らせる扉が開くような。あるいは、じんわりと広がるマーブルやファブリックのようなやさしさや強くあたたかなエネルギーを感じます。見る人の数だけ違う物語が生まれる作品は、心に次々と言葉や情景が浮かびます。それぞれの心の中にある言葉を紡ぐきっかけになり、作品を介して人と人がつながっていくエネルギーにあふれた作品です。

フォーデイズ賞
Artist:岡田 龍征・Title:パンジー&チンパンジー
◎まず、パンジーとチンパンジーというタイトルから、作者のユーモアを感じました。チンパンジーの色鮮やかな色彩と屈託のない笑顔が魅力的です。それが、こちらにも伝わり、無邪気に笑える温かみを感じました。心の元気も健康の大切な要素であるので、人との繋がりや笑顔の輪を広げる、そんな力のある絵です。これからも多くの人に、こうした暖かくて美しい作品を届けてください。また違うモチーフでも見てみたいと思います。

東京東信用金庫賞
Artist:洸迦・Title:夢の波紋
◎幾重もの円と、力強く伸びやかな筆致が、見る者を作品の世界へ引き込みます。一つひとつの「輪」が重なり、結ばれ、つながることで、平和への祈りと未来への希望が波紋のように広がっていくように感じられました。作者自身の「夢の再生」という歩みとも重なり、人と人との縁を結び、人と街をつないでいくという当金庫の想いにも深く通じる作品です。雄大で力強い表現の中に込められた温かな想いと、未来へ広がる力を高く評価し、受賞作品に選出いたしました。

デロイト トーマツ グループ賞
Artist:みもりまり・Title:わたしのいろいろ
◎見た瞬間に、ぱっと明るくなる作品です。タイトルにもあるように、本当にドットがいろいろな形や色をしていて、多様性を表現するために相応しい作品だと感じて選びました。事前の社員投票でも、多くの票を集めました。「人の形をしているのかな」などと想像しながら見ており、本当に素晴らしいと感動しております。これから一緒にいろいろなことができたらいいなと思っています。素敵な絵を描いていただきありがとうございます。

大丸松坂屋百貨店賞
Artist:早田都和・Title:マンション
◎まずひとめ見た時の色がすごく美しくて、本当にグラフィックとして完成されていると思いました。デジタルで描かれていて、マンションというタイトルですし、たくさんの看板がありますが、人の賑わいや、生活感、体温を感じます。マンションというと、割と孤立しているとか、分かれているイメージもありますが、そんなイメージを覆し、人と人とのつながりの大切さというメッセージ性も感じました。素晴らしいセンスのある方だと思いますので、いろいろなテーマをこれからも発信していただきたいと思っています。

ジャパン建材賞
Artist:豊吉雅昭・Title:ロービジョンでも夜の銀座が好き
◎選んだ理由は、大きく3つあります。1つ目は、コメントも拝見したのですが、目の疾患でクリアに見えない世界を作者ならではの視点で表現しています。2 つ目は、作者の思いです。人が行き交う夜の銀座の温かさがコメントにも溢れており、そうした思いが伝わってきました。3 つ目は、毎回、様々な技法の作品が選ばれていますが、今回はこれが唯一無二の製法かなと感じました。触りたくなる、どうなっているのだろう?と、すごく興味を持つ作品です。引き続き素晴らしい作品を制作いただければと思っています。応援しています。

清水建設賞
Artist:如月 虹・Title:花
◎清水建設は GREEN×EXPO 2027 に「シミズ森のまち」を出展します。色鮮やかな花々が咲き誇る本作品は、多様な生命が共生する未来を明るく表現しており、本 EXPO のテーマ 「幸せを創る明日の風景」を想起させます。「シミズ森のまち」が提示する建設の力で自然の循環を支え、次世代へとつないでいくというストーリーともマッチすると思います。

JTB 賞
Artist:渡部寛人・Title:みんなが主役! ごちゃまぜ動物
◎当社は、DEIB とサステナビリティを経営の根幹に置いており、とてもこの絵がDEIB を体現しているアートだと感じました。多様性の集団として、イノベーションを起こして、一つずつの個性豊かな企業を目指しているので、アーティストのコメントで、「みんなが主役」というところにもすごく共感が持てる作品でした。見ているだけこっちもすごくワクワクする、楽しくなるような作品だなと感じています。一体一体が個性のある動物たちで、のびのびと楽しく生きているという感じがす絵からもすごく伝わってくるので、もっとたくさんの絵をまた見せていただけたら嬉しいてす。

サンゲツ賞
Artist:Kazue・Title:太陽がいっぱい
◎明るさや華やかさが、空間にポジティブなエネルギーをもたらすと想像しました。色とりどりの太陽が集まり、連なっているところは人々のつながりを象徴している点も魅力的です。その色彩が放つ前向きなエネルギーとか楽しさというのは、当社のブランドステートメントにも共鳴することもあり、選ばせていただきました。皆さんをこれからも明るく照らしていただければ嬉しいなと思います。

NTT データ賞
Artist:緒方文那・Title:開放
◎AI 時代に人間の知や創造性が解き放たれていくような広がりを感じこの作品を選びました。力強く鮮やかな色使いでありながら、作品全体には不思議な調和があり、見ていると前向きな気持ちになります。自由な発想やエネルギーが画面いっぱいに広がっているところに惹かれました。これから生まれる素敵な作品も楽しみにしています。

IHI 賞
Artist:呉 飛瑶・Title:風を継ぐー最果てってやつを、見てェもんだー
◎この構図は対岸が現在で、手前側が江戸時代で、時代をかける橋という意味を想像しました。橋の機能を持っているし、そうした人の意識を思い起こさせるところに惹かれました。一方、弊社の事業を振り返えると、隅田川に関係の深い事業を行ってきて、日本で一番古い橋が石川島播磨重工の橋で、そうした意味では橋とすごくご縁があります。それに運命を感じて、この絵を選びました。非常に何か、深い、何かがあるというふうな、想像力を思い起こさせるような、刺激するような絵をどんどんつくり出していただきたいと思います。

三井不動産賞
Artist:浅井幸男・Title:なかま
◎不動産会社ですので、建物などの作品に注目しようと考えていましたが、まず題名と、人々の優しい表情にグッと惹き付けられました。ちょっと困ったような顔やニコッとしたような顔もあり、色々な顔があって、「仲間」を緑色を基調とした柔らかい雰囲気の表現がとても刺さりました。こうした無垢な雰囲気の優しさに心を洗われました。今後も様々な可能性を追い求め、作品を世に発信し、社会を温かい気持ちにしていただけるととても幸せです。

中津川浩章賞
Artist:AO・Title:米袋にかきました 魚編 鳥編
◎ぱっと見た瞬間、魚や動物たちがとても生き生きと描かれ、それぞれが重なり合いながら新しい世界をつくっているように感じ、強く印象に残りました。近くで見ると米袋に描かれていて、その落ち着いた色合いや表面のでこぼことした質感も、作品の世界によく合っています。米袋は本来、絵を描くための素材ではないため、ペンが滑ったり、色が定着しにくかったりと難しさがあります。しかし、あえて描きにくい素材を使うことで新しい表情が生まれ、作品の個性にもつながっています。動物や魚を描いた作品は数多くありますが、ひと目で「豊かな世界だ」と感じさせる作品には、なかなか出会えません。これからは、ぜひ大きな作品にも挑戦してほしいと思います。[ コメント:中津川浩章 ]

杉本志乃賞
Artist:たか トリケラ・Title:潤いパンIV
◎まず惹かれたのは、作品の表情の豊かさです。個性豊かなパンが、紐でつくられた枠の中に収められています。作者のコメントによると、最初はまっすぐだった枠を「途中で切ったらどうなるんだろう」という閃きから変化させ、広さの異なるスペースが生まれたそうです。そのことで、それぞれ違うパンが互いに共存しながら、個性豊かに花開いているように感じられ、そこにとても惹かれました。「潤いパン」には番号が付いているので、ほかにもシリーズがあるのでしょうか。ぜひほかの作品も拝見したいです。これからもたくさんの作品を生み出していただけることを楽しみにしています。

いとうせいこう賞
Artist:こうすけ・Title:ぞう
◎一見すると、とてもほんわかした作品ですが、よく見ると象の足の描き方がすべて違い、ばらばらなものを組み合わせた幾何学的な実験のようにも見えます。線や白い部分にも別の次元や時間を感じさせる複雑さがありますが、それが見る人にプレッシャーを与えず、ふわっと楽しめるのが魅力です。描かれた手を母象の手と見ることも、川と見ることもでき、一匹の象をめぐって想像がどこまでも広がります。シンプルに見えて、長く見続けられる作品です。さまざまなアイデアを巧みに集約して描かれているので、違う色やモチーフ、動きのあるものなど、これからどんな作品が生まれるのかも見てみたいです。[ コメント:いとうせいこう ]

假屋崎省吾賞
Artist:佐伯良樹・Title:my friend 太郎さん
◎まず、どーんと迫ってくるような迫力に圧倒されました。大きな画面に一匹を大胆に描く構図には、作者の度胸と強いパワーを感じます。一方で、よく見るとタッチはとても繊細で、すばらしいテクニックと色彩感覚が光っています。どこか極楽鳥を思わせる鮮やかな色には、明るい未来も感じられます。そして「今の世の中、何をやっているんだ」と訴えかけてくるような強いメッセージ性も魅力です。目が合った瞬間に引き込まれ、見ていると不思議と元気が湧いてきます。数多くの作品の中でも、人を驚かせる本物のサプライズと力強さがあり、その存在感に惹かれて選ばせていただきました。[ コメント:假屋崎省吾 ]

江東区長賞
Artist:森前幸子・Title:トマト
◎会場に入ってこの作品を見た瞬間、まず「おいしそう!」と思いました。点で描かれているにもかかわらず、一目でトマトだとわかる存在感と、みずみずしさがとても印象的です。作者のコメントには、夏になって毎日トマトを食べ、そのおいしさを表現したくて描いたとあり、「ちゃんと伝わった!」とうれしくなりました。トマトのおいしさや生命力を感じさせながら、しっかりとアートとして成立しているところが素敵です。また、江東区では区民農園などを通じて緑を増やす取り組みも行われており、「緑」という点でも地域とのつながりを感じました。見た瞬間の素直な驚きと喜びを大切にして、選ばせていただきました。[ コメント:江東区長 大久保朋果 ]

NHK 賞
Artist:福田優飛・Title:自由な動物園
◎さまざまな動物たちが一つの画面に生き生きと描かれた、見ているだけで元気や幸せな気持ちになれる作品です。動物たち一匹一匹の個性が豊かに表現されているだけでなく、種族を超えて仲良く寄り添う姿から、平和への願いや多様性を尊重するメッセージが伝わってきます。ステンドグラスを思わせる鮮やかな色彩は力強く、美しさと生命力にあふれ、画面全体を明るく包み込んでいます。動物を通して「今の世界はどうあるべきか」と問いかけるような深いテーマ性も感じられ、見る人に希望と温かさを届ける素晴らしい作品として高く評価しました。[ コメント:假屋崎省吾 ]

厚生労働大臣賞
Artist:渡部一喜・Title:とある団地の紙工芸
◎今回、厚生労働大臣賞に選ばせていただいた作品は、江東区在住のアーティストの作品です。作者の方は筋ジストロフィー症により体が不自由で、足の指を使いながら 2 台のパソコンで立体模型を設計し、実際に組み立てると建物になる作品を制作されています。作品を拝見し、外出が難しい中でも、ご自身の中に広がる街や建物への豊かなイメージを形にされていることが伝わり、まるで作者の世界をのぞかせていただいたような気持ちになりました。江東区の街並みにも通じる風景が感じられ、とても親しみ深く、魅力的な作品でした。1 作品の完成までに約半年を要すると伺っています。時間と情熱を込めて生み出された作品に心から感動しました。[ コメント:江東区長 大久保朋果 ]

観光庁長官賞
Artist:蜷川明子・Title:染まる屋久島
◎屋久島の雄大な桜の風景を、横長のキャンバスいっぱいに表現した作品です。水彩だけでなく異なる画材も組み合わせ、自然の繊細な色や空気感を丁寧に描き出しており、作者がその景色に感動した気持ちが伝わってきます。丸みを帯びた山並みのやさしい表情や、微妙に混ざり合う色彩も魅力的です。これからも海や山など、心を動かされた自然を自由に描き続け、多彩な作品を見せていただけることを期待しています。[コメント:いとうせいこう]

準大賞
Artist:川越大介・Title:うささん
◎黒い大きな画面に夥しい数の何かが描かれています。その画面は真っ黒い巨大な旗が棚引いているようなうねりを感じ、わずかに色彩を感じます。画面に顔がつくほど近付くと、ようやく線画でうさぎの顔が描かれていることが分かります。線画で描かれたうさぎは、キャラクターのようにシンプルなので、「うささん」発見と呟いてしまいます。うささんは、一匹一匹違う色の線で描かれおり、それが離れて観た時にうねりや奥行きを与えていることに気づきます。
自然がつくりだす波のうねりのような生命感を生み出しています。[コメント:中津川浩章]

大賞
Artist:大貫 実・Title:テナガザル
◎線の美しさ、炭が生み出す濃淡、そして余白。その三つが重なり合い、とても魅力的な空間をつくっています。静止しているのに動いているようにも感じられ、デザイン的なセンスと、作者ならではの力強さを兼ね備えた作品です。少ない手数で一気に描かれているところにも惹かれました。アートは時間をかければよいというものではなく、その瞬間を捉える力も大切です。やり直しのきかない表現だからこそ、一回一回に緊張感があり、その中から生まれたこの作品には特別な強さがあります。瞬間の勢いや感覚を見事に捉えながら、美しい線と余白が一つの画面に結実した、まるで奇跡のような作品だと感じました。[コメント:中津川浩章]
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