2024年12月26日

2024月12月26日
アーティストの西川泰弘氏(工房集)と実行委員が参列、令和7年巳年の干支大絵馬を富岡八幡宮に奉納。

富岡八幡宮・本殿の左側の壁に飾る、幅2.2m×高さ1.2mの巨大な干支大絵馬を丸山宮司より、アートパラ深川のアーティストに制作の依頼をいただいています。令和7年の巳年の干支大絵馬は、第1回アートパラ深川大賞の大賞作家の西川泰弘氏にお願いしました。
奉納式にはアーティストの西川氏、工房集の職員とアートパラ深川の実行委員が参列しました。この干支大絵馬は巳年の一年間、本殿に飾られ何十万人もの参拝者の目を楽しませると思います。大絵馬の図柄は通常の大きさの願い事を描く絵馬としても販売されます。
大絵馬の右側やや下の白と桃色で塗られているY字型の表現は、華道家の假屋崎省吾さんへのオマージュだそうです。2021年の芸術祭・大正記念館において、假屋崎省吾さんに西川さんら上位入賞者のアートと生け花のコラボレーション展示を行っていただきました。それで假屋崎さんへの感謝とお友だちになりたいと思って、花をイメージした表現も入れたそうです。

■西川氏のコメント
ヘビを描くためにインターネットで画像を検索して、ヘビの画像を携帯の待ち受けにしていました。ヘビの頭の部分を大きく、絵馬全体に描くことで、「ヘビを描く」ということではなく、「ヘビの柄」をイメージしながら、いつもの自分の表現を活かして描きました。
富岡八幡宮に飾られる姿を想像して、直感的に青色が映えると感じたため、全体を青色に塗りました。また、毒々しい色使いも自分らしさだと思い赤や黒を使いました。
この作品を通して自分の存在を沢山の人に知ってもらえると嬉しいし、励みになります。みんながこの作品を見て元気が出たり、毎日の活力になったら嬉しいです。

【プロフィール】:1960年生まれ/「絵画は僕の人生を最高の人生に変えました。僕は工房集に来て本当に良かったです。」と語る西川さん。今までの辛い経験をはねのけるくらい絵を描くことで前向きになれ、励みになり、周りに感謝し生きている。

【主な展覧会】:2010「COUNTER POINT」Miyako Yoshikawa Art Prospects (アメリカ・ニューヨーク)、2014川崎市制90周年記念「岡本太郎とアールブリュット生の芸術の地平へ」展、2015「それぞれの物語 each of the stories」もうひとつの美術館、2019「現代アウトサイダーアートリアル-現代美術の先にあるもの」2022 「第4回日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 公募展 巡回展」

【受賞歴】:2020「第一回アートパラ深川」大賞受賞

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