なぜいま、芸術祭を開催するのか
こんなときだから アートと共に生きる

【アートパラ深川おしゃべりな芸術祭】を通じて、おおぜいの皆さまに障がいのある方のアートに触れる経験をして頂きたいと願っています。当初は2020年8月のパラリンピックに合わせて開催する計画でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となり、芸術祭の開催も11月になりました。
江戸から続く下町・深川は神輿の街。さまざまな人が「わっしょい」=和を背負うの心で肩を合わせて神輿を担ぐ街から、アートを通じて、さまざまな人が共に生きる共生社会を提案していきたいと思います。分断や相互不信の高まる今だからこそ、この芸術祭が必要なのだと私たちは信じています。
密集と混雑を避けるため、「深川に来てください」と声を大にして言うのが難しい状況にありますが、たとえ物理的に足を運ばなくても、オンラインによるアートの展示を鑑賞いただけるようにいたします。
われらが深川の街から、「すべての人が才能や個性を輝かせ、共に支えあい、共に生きる」共生社会の理念を世界に発信できる9日間にしていきたいと思います。

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭 実行委員会

「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」
-イベント実施に向けた感染拡大防止ガイドライン-
【第 1 版】

【はじめに】
新型コロナウイルス感染症は世界各地で感染が拡大し、国内においても終息に見通しが立たない状況です。
 つきましては、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会および一般社団法人深川アートパラは、「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」を主催する立場から、感染拡大の防止策を十分に講じた上で、芸術祭を行います。
東京都感染拡大防止ガイドライン(「新しい日常」の定着に向けて)等を参考にしながら、本イベント開催に向けてのガイドラインを作成し、スタッフ、ボランティアが同ガイドラインを遵守の上、運営をして参ります。
 今後も新型コロナウイルス感染症に関するガイドラインをHPにより発信しますので随時確認してください。引き続き必要な対策を講じてまいりますので、ご協力をお願いいたします。

(1)利用者向け対策
◎イベント参加者の入場時における対策
・入場者の列は必要に応じたソーシャル・ディスタンス(以下、間隔)を空ける。その際、ボランティア&スタッフによる行列の整理、立ち位置の目印を付すなど、入場者の整理を行うことで混雑を防ぐ。
・入場者にマスク着用の徹底などの周知を図る(マスクを着用していない方に対してはマスクの配布などに務める)
・非接触型機器などを活用し、入場者を検温する。発熱者に対しては来場を制限する。
・施設の規模に応じて、入場者数や滞在時間の制限を設ける。特に、屋内施設は3密(密閉、密集、密接)にならないように、入場者数の制限に十分留意する。
・入場口や施設内各所に消毒備品等を設置し、入場者の手洗いや手指消毒の徹底を図る。

◎施設内における対策
・施設内における座席や利用場所の配置を工夫するなど、人と人との間隔を確保する。
・利用者に対して、手洗い・消毒の慣行に加え、大声の会話を慎むよう適宜アナウンスする。
・複数の人が使用する場所(トイレなど)、手や口が触れるようなもの(商品やコップ類など)をこまめに消毒・洗浄する。

(2)ボランティア&スタッフ向け対策
◎ボランティア&スタッフの体調管理等
・ボランティア&スタッフに対し、イベント開始前の検温や新型コロナウイルス感染症を疑われる症状の有無を確認させ、毎日の報告を徹底する。
・体調不良の場合、休養を促し、イベント開催中に体調不良となった場合には、帰宅させる。

◎イベント開催中における対策
・ボランティア&スタッフに対して、イベント中のマスク着用を促すとともに、各所に消毒備品等を設置し、手洗いや手指消毒を徹底させる。
・ボランティア&スタッフ間で、間隔を保てるように、人員配置に配慮する。
・屋内施設で扉や窓などを開けたうえで、建物や施設内の定期的な換気を行う。

◎控室・スタッフルーム、休憩時等における対策
・控室・スタッフルーム等の規模に相応しい人数以上の入室を制限する。
・特に、屋内の休憩スペースについては、座席間の間隔をとり、できる限り換気を行う。
・ボランティア&スタッフ同士が共有する物品や、手が頻繁に触れる場所をなるべく減らし、共有を避けることが難しい物品等(テーブル、椅子等)は定期的に消毒する。
・ボランティア&スタッフは、控室・スタッフルーム等に入退室する前後の消毒を徹底する。

(3)施設環境設備
◎各イベント参加受付・窓口等
・各イベント参加受付・窓口等など、利用者の列が想定される場合には、立ち位置の目印を付すなど、行列の整理を行うことで混雑を防ぐ。
・イベントパンフレットや街歩きMAPなど、非接触によるやり取りが可能な手法をできる限り導入し、接触機会を回避する。

◎ごみの廃棄
・ごみを回収するボランティア&スタッフは、収集の際に手袋・マスクを着用するとともに、手袋・マスクを脱いだ後は、必ず石けんと流水で手を洗った上で、手指消毒を徹底する。

◎清掃・消毒
・不特定多数の人が触れる場所、器具等(ドアノブ、タッチパネル、ベンチ、エレベーターのボタンなど)は、それぞれの器具類にあう消毒液等を用いて、こまめに清掃・消毒を行う。

(4)感染者発生時に向けた対応
・万が一、感染者や感染の疑いがある者が発生した場合に、速やかに対応できるよう、所轄の保健所との連絡体制を事前に整える。
・濃厚接触者や施設来場者等に対して、後日連絡や情報提供できるように、アプリケーションなどのICT技術を活用するなどの方策を講じ、来場者の把握に努める。

2020 年 7 月27日
アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会
一般社団法人深川アートパラ